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親にすすめる③「墓じまい」

子どもの頃、夏休みや冬休みに必ず遊びに行った祖父母の家。

お水やお供え物を持って、先祖のお墓参りによく連れていったことを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか?

成長するにつれ足が遠のいているうちに順に祖父母が亡くなり、両親の出身地には、今はお墓だけが残っているご家庭も多いと思います。

お墓を継いだ両親も既に高齢で、いずれは両親も田舎のお墓に入るのかと思うと、先々のお墓の管理が不安になりますね。

そこで今回は、墓じまいについてお話します。

そもそも墓じまいとは?

「墓じまい」というとお墓を閉じる手続きというイメージがあると思います。

墓じまいは、確かに今までのお墓を「閉じる」手続き・作業を伴います。
しかし、「閉じる」だけではなく、「新しいお墓を作る」手続き・作業も伴うのが「墓じまい」です。

「墓じまい」は、法律上は「改葬」と言います。
故人のお骨が納められているお墓を閉じるときは、お骨を新たに納める施設をみつけなければならないためです。
埋葬法という法律で、お骨は墓地以外への埋葬が禁止されているため、古いお墓を閉じてお骨だけ適当な場所に埋めることはできません。

 「墓じまい」は、「墓を閉じ新たなお墓を設ける」ことなのです。

改葬の手続きは面倒?

では、改葬するにはどんな手続きが必要でしょうか?

まず、古いお墓が所在する市区町村長の許可を得なければなりません。
許可を得る時は、次の書類が必要です。

(1)本人確認書類の提示(運転免許証など)
(2)受け入れ証明書(改葬先の墓地管理者の受け入れを証する書面)
(3)墓地管理者の埋蔵(埋葬)証明

受け入れ証明書は、新たにお骨を埋葬するために選んだお墓の管理者に頼みます。

墓地・お寺によって受け入れ証明書発行の手続きに必要な書類が違いますので、注意してください。

また、墓地管理者の埋蔵(埋葬)証明は、霊園、墓所の管理者に発行してもらいます。

親の思いと子の思い

お墓など先祖の祭祀承継については、不動産・預貯金などの財産の相続とは別のルールが民法で決められています。

原則として祭祀承継者と指定された者がお墓や仏壇などを承継しますが、遠い田舎にあるお墓をこの先もずっと誰かが管理しなければならないのは、家族にとって負担です。
一方、両親にとって、簡単に故郷のお墓を閉じる決断をすることはできないでしょう。

両親と子の気持ちが巧くマッチするように、日頃からお墓について家族でざっくばらんに話し、終活の1つとして墓じまいを勧めてみてはいかがでしょうか?