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遺産分割の基本を知っておくと相続に有利

相続の手続きの中で一番大変といわれる作業が遺産分割の協議です。

それまで順調に流れていた相続手続きが遺産分割協議の時点で大きなトラブルとなることも多く、相続が争族となってしまう分岐点だともいわれています。

争族にならないためにも、遺産分割の基本をしっかりと押さえておくことがスムーズな相続の大きなポイントなのです。

ここからは遺産分割に対する基本的な考え方について解説していきましょう。

遺産分割にはどんな種類があるの

遺産分割には遺言書がある場合遺言書通りに分ける所謂「指定分割」 と相続者の協議によって分ける「協議分割」があります。

大きなポイントは、遺言書があるかどうかです。
遺言書があるかないかで、大きく手間や時間が異なります。

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

故人の意向が尊重される指定分割とは

まずは、遺言書がある場合に利用される指定分割について解説しましょう。

指定分割は遺言書に基づき分割すればいいので基本的には協議分割よりも時間や手間が大きく軽減されるといわれています。

しかし、注意が必要なところもしっかりと押さえておかなければいけません。

法定相続人の一人が遺言によって全く相続財産がなかった場合、遺言書に従って全く財産はもらえないのでしょうか。
そのようなことはありません。

兄弟姉妹を除く、法定相続人には、遺留分という最低限度の受け取り分が決められています。
もしも遺言書に全く財産をもらえない、もしくは最低限の取り分にも満たない財産しかもらえないように書いてあっても遺留分侵害額の請求をすることができます。

指定分割は相続人間の話し合いで解決

もう一つの分割方法は指定分割といわれるものです。

遺言書がない場合は、指定分割によって財産を分けていく必要があります。

まず行うことは相続人を確定することです。
もしかすると、家族が知らなかった法定相続人がいるかもしれません。
故人の戸籍などをしっかりと確認して、法定相続人を確定する必要があります。

法定相続人が確定すると、相続する意思があるのかをきちんと確認して遺産分割協議を相続人で行う流れとなります。

相続人同士が同意するのであればどのような分け方をしても構いません。
しかし、決裂すると調停や裁判となり、手間や時間が非常にかかってしまう場合があります。

まとめ

基本的には後々、争いの火種を残さないためにも遺言書をきちんと残しておくことをおすすめします。

指定分割は、相続人が多ければ多いほどトラブルになる確率が高く、禍根を残すことが多いのです。
先のことを考え、財産を残す方とご家族で、遺言についてもよく話し合うことをお勧めします